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トーレンス社史
投稿者:
檸檬児
投稿日:2012年 4月12日(木)20時26分10秒
機械式オルゴールやレコードプレイヤー TD-124 でも知られるスイスのトーレンスの社史を今週手に入れました。(写真1)
新宿のオーディオユニオンに立ち寄りましたら書籍コーナーに数冊あった「THORENS HISTORY BOOK」です。
元々はトーレンス創業125周年記念として発行されたもので、日本国内代理店であった株式会社ノアの扱いだったものが、ノアがトーレンス製品の取り扱いを止めたので在庫処分になったものです。
ノアが扱っていた当時は12,500円だったものが、処分価格が2,980円になっていました。
1883 年の創業当時の頃の円筒シリンダー式オルゴールから、交換可能なレコード盤状の円盤式のものが初めの方に載り、レコード搭乗前のオルゴール全盛時代の盛況が偲ばれます。(写真2)
レコードが登場すると、それを再生するラッパ付き蓄音機の開発も行い、やがて電気式蓄音機(電蓄)を手掛けるようになりました。
電気式以前のラッパ再生の頃のサウンドボックスの開発も貴重な資料でした。
オルゴール造りでの精密な加工技術が物凄いプレーヤー CD50 を生んでいます。(写真3)
優美な形のオートチャンジャーですが、その再生方法には我が眼を疑いました。
右端の縦に並んだ2枚の写真です。
上の写真では、長いスピンドルの下の方には演奏待ちのレコードが数枚重なっており、ターンテーブル上では通常の様子でピックアップがレコード盤面に乗って音楽再生をしています。
下の写真ではアーム先端のピックアップ部分が半回転して針が上を向き、上面のレコードの裏側を再生しています。
当然、上のレコードはターンテーブルとは逆回転してないとまともな音楽再生は出来ないはずで、上部にも専用の別モーターが仕込んであります。
驚くべき事に最初レコードは全てを下に積み重ねて置いておき、1枚ずつ片面の再生が終わったら上に持ち上げられてゆくのです。
全てのレコードの再生が終了したら、上の方にそれらが全て移動しているようです。
ピックアップ・アームの動きについて言えば、レコードの表面を再生し終わったら、アームが持ち上がってターンテーブル上から横に移動し、そこでピックアップ部分が半回転して反対面にあるレコードを再生するという仕掛オルゴールのような動作をするようです。
むろん、針圧を掛けるアームがスタティック・バランス型の筈はありません。上下に同じ針圧に調整されたダイナミック・バランス型です。
制御用組込みマイコンなどのない時代のカム、クランク、歯車、スプリングによるメカニズムです。
SP盤からLP盤の時代になって名機 TD124 が登場しますが、その TD124 のユニットを使ったオートチャンジャー TDW224 が登場しているのも微笑ましいです。
レコード交換の様子はたぶん工場ラインの組み付けロボットのような動きが予想されます。
またガスライターや電動ヒゲ剃器やハーモニカ、木工技術を活かした木製スキーまで製造していたのは意外過ぎました。
その後、最強クラスのLP盤プレイヤー「Reference」が登場していて、レコードプレーヤー以外にも CD プレーヤー、アンプ、スピーカーも手掛けていることが伺えます。
もしかしたら OEM 製品を自社ブランド販売したのかもしれませんが、独語、英語の本文なのでそこまではまだ読み解けてはいません。
かってガラード以上に憧れ続けてきたトーレンスの2000 年までの歴史が一挙に読めて眼福でした。
大風の日の見つけ物
投稿者:
檸檬児
投稿日:2012年 4月 1日(日)14時54分24秒
編集済
3月31日は暴風警報が出て運体になった路線もあったそうです。この日の仕事先の海沿いのビルでは吹きっ晒しの窓枠やドアやらで風がピーピーと笛のような音を鳴らすという情緒あふれるものでした。
昼を過ぎると雨が降り始めましたが秋葉原に立ち寄ってみました。
海洋堂のあるビルの最上階のジャンク屋に行ってみますとダンボール箱の中に表側をダンボール紙とセロテープで蓋をした小さなスピーカー・ユニットが押し込んでありました。(写真1)
500円です。
以前ステントリアのユニットを手に入れたところです。
どうも見覚えがあるプラスチック・フレームの外観だったので買って帰りました。
何年貼りっぱなしだったのかベタつくセロテープを剥がしてダンボールの蓋を取ってみますとセンターキャップにBOSE とエンボスがあります。(写真2)
どうやら101シリーズのユニットのようです。
中音が張りだしているのでやや私の好みからは外れますが、頑丈さで知られるスピーカーなので、以前からやってみたかったオーディオ実験には惜しげも無く使えそうです。
http://homepage2.nifty.com/jomako/se.htm
浅草の仇を秋葉原で
投稿者:
檸檬児
投稿日:2012年 3月21日(水)23時55分49秒
編集済
3月11日は浅草の都立産業貿易センターでI-Doll というお人形イベントがあったのですが行けませんでした。
どんな魅力的な作品が出品されていたかと思うと残念ですが、過ぎたことは仕方ありません。
とは言え、おたくにとって行きたかったイベントに行けなかったことはモンモンとするものです。
21日の今日は午前中に青山の仕事を片付け、午後の新宿の仕事を片付けた夕方になって、ふと秋葉原に行ってみようと思い立ちました。
小学生の頃から通い続けた(その頃は交通博物館が主目的でしたが)秋葉原はやはり気が休まります。
同人誌やお人形系列ではそう心を惹かれる作品は見当たらなかったのですが、レンタルボックスを覗いていてとんでもないものを見つけました。
「RCA 米海軍使用スピーカー」と簡素な札の付いたつやつやした飴色のフェノール樹脂含浸のコーンを持つえらくゴツいスピーカーです。(写真1、2)
1個だけの出品でしたがその場でiPhone で「RCA 海軍 スピーカー」で検索しRCA製MI 2935 らしいことが分かりました。
フレーム外形153mm コーン紙径 125mm のどちらかというと小口径スピーカーですが、背面が物凄いことになっています。(写真3)
http://oswaldsmillaudio.com/forum2/index.php?topic=326.0
直径115mm 高さ65mm の馬鹿でかい磁石を積んでいますが、これはアルニコマグネットと調べて分かりました。
フレームは長年の使用で汚れて見えますがぶ厚い真鍮の削り出しです。総重量は実測5Kg でした。
かつフレームに開いた背圧逃し用の孔には内側から黒フェルトが貼りつけてあります。
RCA社の機器でMI が頭に付くのは業務用ですが、これは完全に軍用品です。
製造は1940年代でした。
もう70年近くの年月が経っています。海軍用とのことで、あるいはこれを装備した艦船が当時の日本軍の艦船や飛行機と戦ったことがあったのかもしれません。
古いドイツの民生用スピーカーの比較的小さなマグネットに鉄板プレスの薄いフレームの製品群の意外なまでに活きの良い音も好きですが、こちらの純米国製軍用スピーカーの圧倒的な物量大作戦にも魅力を感じフラフラと入手してしまいました。
むろん、設計意図からして音楽のHiFi 再生が主目的ではなく、とにかく頑丈で海水が掛かっても壊れず、かつ人の声を良く通すことを目的とした製品であることは明らかです。
フェノール樹脂(ベークライト)振動板は、かってのトランペット・スピーカーに多用された悲惨な音質で良い印象を持っていなかったのですが、クリプシュ社のオールホーン・システム「ラ・スカラ」を聴いてから考えを改めました。
ラ・スカラに使われている中音、高音のホーン用ドライバーはフェノール樹脂含浸ダイアフラムでしたがたいへん柔らかく浸透力のある魅力的な音色でした。(どうやらエレクトロ・ボイス社のOEM らしいのですが)
ホーン用ドライバーとダイレクトラジエターでは立場が違い、また設計や用い方が違えば音色も違うことは重々承知ですが、とりあえずフェノール樹脂振動板に対する偏見だけはラ・スカラ経験以降は止めることにしていました。
重たいユニットを持ち帰り、テスターで当たると4Ω用であることが分かったので、これも当家のモノラル再生用スピーカーとしては好都合です。ドイツ製真空管を使ったモノラル再生用アンプの出力は4Ωでしか端子が用意してないという特殊事情がありましたので。
さっそくエルサウンドの5Wアンプに裸のままのユニットを繋いで鳴らすと、これが70年前のスピーカーかと朗々と鳴ります。特にイヤな癖も出ませんし人の声と琴の音色の再生は出色です。
問題はこの重量級ユニットをどんなバッフルなりエンクロジャーなりに収納するかです。ヤワな板厚ではお話にならないことは十分に予期されます。
http://homepage2.nifty.com/jomako/se.htm
諦めてはいけない
投稿者:
檸檬児
投稿日:2012年 3月 5日(月)13時07分37秒
>MNP さん
やはり、そういう瞬間ってありましたか。
人形について言えば、大徳寺貴更が出た時(1987年)にはクセが強過ぎる顔立ちに手を出すのをためらっていたのですが、日本ヴォーグ社の雑誌ジェニー ファッションクラブでさまざまな貴更を見るうちに段々と欲しくなってきました。
ところが一般紙上には既に貴更は無く、10年近く長いこと貴更日照りにあえいでいました。
インターネットを始めるようになって、初めて浅草橋の人形専門店 TOTOCO のことなどを知るようになり、やや髪形が好みと異なるとはいえ在庫のあった貴更を初めて手に入れることが出来ました。
あと、「諦めてはいけない」と対句になる(?)言葉で「捨ててはいけない」がありますね。
後で大後悔することをたびたび経験して身に付いたことではありますが、生活空間がモロに体積で侵されてゆくのが悩みです。
執念?うちは…
投稿者:
MNP
投稿日:2012年 3月 4日(日)21時38分5秒
うちの場合で長く探してたものというと、写真のスワン・ホワイトのドールでしょうか。
実は出た直後にイベントで売ってたのですが、そのときはまた後で手に入ると思ってスルーしてしまったのです…当然その後手に入ることはなく、それが心残りでずっと探していました。
その後ドールへの興味の傾向が変わってこのドールのことは一時期忘れていたのですが、ふとしたことでオークションで検索してみたところ、あっさり見つかり、自分以外に落札者は現れずに入手できたのです。これはまさにあきらめないで良かったと思った瞬間でした。
http://dollslr.sakura.ne.jp/
報われた(??)執念
投稿者:
檸檬児
投稿日:2012年 2月23日(木)22時51分53秒
もう十数年もの長い間、財布のチャックの付いたポケットの中に入ったままだった雑誌の切抜きがありました。(写真1)
邦楽好きな私が特に好きな楽団の日本音楽集団がラヴェルやサティ、フォーレ、ドビュッシーを演奏したCDの紹介記事の切抜きです。
1987年の発売のCDで、この紹介記事の雑誌が出た時点で既に廃番になっていたと記憶しています。
インターネットをする前のことで、邦楽はこの国固有の音楽にも関わらず洋楽ほどメジャーではないジャンルで、かつキワモノと思われかねない企画の演奏だったので近隣の中古レコード屋やあちこちの地方でレコード屋を見掛けるたびに覗いてもありませんでした。
インターネットをやるようになってから、Amazon 等の扱っていそうなサイトを定期的に当たっていても中古でも出品があることもありませんでした。
ところが今週初めになって地方の通販中古レコード・ショップにこの演奏のレコードが1枚だけ出品がありました。
さっそく申し込んだところ、その翌々日の朝に宅急便で届きました。
CDどころか、それ以前に出た30cmLP盤です。(写真2)
日本音楽集団の邦楽演奏は何点かはLP盤がCD盤で再販されたことはありますが、同一演奏の収録なのにLP盤の方が音の活きが良いことを体験していますので、これは嬉しいことです。
(日本音楽集団による長沢勝俊さんの「人形風土記」は話が別です。同じジャケットの絵と演奏曲目ですが演奏者達はCD盤では別メンバーによる別演奏となっていて表現自体が別物ですので、それぞれに異なる味わいがあります)
最初の切抜きの紙にこのレコードを扱っていそうなショップとして鉛筆でメモした東銀座の文化堂レコード店は今は移転してしまいましたし、道路を隔てたその対面に建っていた歌舞伎座は取り壊されて改築中です。
随分と時間が経ってしまったものです。
ほころびた切抜きは、ようやくその使命を終えました。
もう1点、今年に入ってから手に入った長い事探索中だったレコードがあります。(写真3)
ドイツ・グラモフォンから発売されたワーグナーの合唱曲集です。
バイロイト劇場で演奏されたウィルヘルム・ピッツの合唱指揮によるものです。
私が生意気盛りの高校生の時に裕福なクラスメイトの家で聴かせてもらった30cmLP盤です。
オルトフォンのSPU-GT カートリッジ、SME のアーム、ガラード401モーターを搭載したプレイヤーで掛けられアルテックA7 スピーカーで再生されて本場の楽劇の聴かせどころばかりの咆哮にすっかりかぶれ、それ以来今日に至るまでのワグナー・ファンです。
とは言っても当時1ケ月の小遣いが500円の高校生に高額な外盤LPなど買うゆとりもなく、そもそも当時の私の再生装置がおそろしく貧しかったので、そのうち買おうと思いながら、気が付いたらどこのレコード店にも置いていなくなってしまっていました。
その後CD盤で復刻された気配もありません。
ところが昨年に会員として入会した神田神保町の古レコード店TESRA で今年1月に、ふとダメもとでこういうのある? と女店員さんに尋ねたところ、ひょいと取り出してくれました。
何十年かぶりでの再会です。
当時の安っぽい「天然色印刷」のジャケットで覚えていたバイロイト劇場のイメージそのままです。
入手した日の夜にすぐ再生しましたが、当時のままの響きが多少多めの針音と共に戻ってきてくれました。
生きていてよかった、との滅多に使わない気恥ずかしい言葉も、こういう時には使っても許されそうです。
http://homepage2.nifty.com/jomako/se.htm
そう言えばもうじきバレンタイン
投稿者:
檸檬児
投稿日:2012年 2月12日(日)16時23分46秒
>嘉数力也さん
>ぐりぐりさん
縁日でのヌイグルミ釣りのかなめは、かわゆらしくデフォルメされていて思わず抱きしめたくなることだと思います。
そこをワンフェス出品作並の気合を入れて作ってしまうと、(大切な)女子小学生が泣き出してしまうやもしれません。
おそらく数日後にはバレンタインデイのチョコレートをどっさり貰うかたもいるとは思いますが、女子が気合を入れて右心房、左心室、冠状動脈までどリアルに造形したハートの篭ったチョコレートをプレゼントしてくれたとしたら素直に喜べるかどうかは疑問です。
http://homepage2.nifty.com/jomako/se.htm
釣り のっかり
投稿者:
嘉数力也
投稿日:2012年 2月11日(土)00時08分37秒
自分は、オパビニアか、ピカイアを
釣り
投稿者:
ぐりぐり
投稿日:2012年 2月 9日(木)23時31分38秒
俺は
ハルキゲニア
を釣ってみたいです
電気音楽
投稿者:
檸檬児
投稿日:2012年 2月 5日(日)23時53分54秒
編集済
今日2月5日は東京ビッグサイトで創作同人誌即売会COMITIA に一般参加してきました。
通常の同人誌即売エリアの他に実演、占い、演奏といったパフォーマンスを行う、COMITIA-X というエリアが10年ぶりに開かれました。
アノマロカリス釣りなどという縁日じみた屋台もありました。(写真1)
なぜかB級グルメの富士宮やきそばもテナント参加していて、12時近くには東6号館のの壁面分の行列ができていました。(写真2)
鉄板の上でソースが焦げる香りが館内にたなびき、いやがうえにも食欲をケダモノにします。
そんな中で電気電子技研さんが猛烈な電気パフォーマンスをしていました。(写真3)
http://www14.atwiki.jp/yamankend/
放電スピーカーのデモです。
この掲示板で貼り込める動画は特殊形式でサイズも小さいので、自分のサーバー上の大きな動画にリンクを張っておきます。
http://homepage.mac.com/jo_makoto/temp/dension.mov
音は空気の振動で起こるものですがコロナ放電の高電圧に音声信号を印加して放電の高熱での空気の膨張を変化させて音楽を奏でるのです。
ハイエンドショウで同じ原理のイオンツィーターは何度か聴いたことがありますが、ここまで豪快なデモに出逢えたのには感銘です。
まさに電気音楽の実感でした。
この「電気」はかっての明治時代の浅草・神谷バーで生まれた強烈なリキュール「電気ブラン」の「電気」にほとんど近い意味合いを重ねて使いました。
http://homepage2.nifty.com/jomako/se.htm
以上は、新着順1番目から10番目までの記事です。
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